用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第4部言語一般
第1章言語の構造一般
第1節言語記号の特徴
1.言語とは
言語とは、音声を媒介手段として意味を伝えるもの
文字を使用しない言語はあっても、音声を使用しない言語はない
1.音声
一次的なもの
2.文字
二次的なもの
1.能記と所記
言語学者、ソシュール(スイス)
記号の二面性
1.能記
シニフィアン
人間が知覚した表象(もの・こと)
カタチ
音声
2.所記
シニフィエ
人間が知覚した観念(意味・内容)
イミ
意味
2.恣意性
意味と音形の関係は偶然に結び付いたものである
ある意味に対して、特定の音が対応しなければならないという必然性はない
3.綿条性
時間の流れに沿って1つ1つ並んで出現する
異なる音声を同時に発することが不可能
文字の並びを目で追わずに読むことが不可能
順序を入れ替えることが不可能
4.分節性/二重文節性
1.言語の分節性
「文」は「語(形態素)」からなるということ
分節性のおかげで、「語」をつなげて無限の「文」を作ることができる
2.言語の二重文節性
さらに、「語(形態素)」から「音素」へという分節ができること
言語学者、マルチネ(フランス)
5.ラングとパロール
1.ラング
特定の共同体で用いられる言語の話者が、共通に存在を認めている言葉の全体像
実際に話される具体的な言葉とは異なる
抽象的な言語体系
ある言語社会に属する人たちに共通する習慣としての文法・語彙・音素など
2.パロール
ラングが個人によって、特定の場面で使用されたもの
実際の言語行動で見られる
言い間違い、中断、ためらいなども含む
6.通時態と共時態
1.通時態
時間の流れに沿って変化する側面
2.共時態
実際には刻々と微妙な変化が続くが、時間の流れによる変化を故意に無視して、一時点の静止状態とする側面
7.言語相対論
サピア
ウォーフ
フンボルト
1.サピア・ウォーフの仮説
ある言語(母語)とその言語の話し手の思考や外界認識様式との間には、密接なつながりがある
8.音韻論の「有標/無標/中和」
1.無標
音韻論で対立する2つの形式がある場合、より一般的で制約が少ない方
2.有標
無標ではない方。特殊な方
3.中和
有標・無標の区別がなくなること
日本語を学ぼう!教えよう!
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