用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第2部言語と心理
第2章言語教育法・実技
第6節評価法
4.テストの種類
1.テストの効果
波及効果
バックウォッシュ
backwash
どんな内容、どんな形式のテストを行うかは、受験者や教育者や関係機関に何らかの影響を与える
1.用途別
適性テスト
アプティテュード・テスト
受験者の語学学習に対する潜在能力・適性・学習タイプなどを測るためのテスト
組み分けテスト
プレースメント・テスト
日本語既習者の実力を測り、適切なクラスへ振り分けるためのテスト
到達度テスト
アチーブメント・テスト
一定期間の学習の到達度を測るためのテスト
能力テスト/認定テスト
プロフィシェンシー・テスト
受験者の能力が認定基準のどのレベルかを測る、公的機関が実施するテスト
2.適性テスト関連事項
第2次世界大戦中、アメリカ・イギリスで開発が進んだ
現代言語適性テスト
MLAT
Lodern Language Aptitude Test
キャロル
音声を符号化する力、文法を感知する力、機会的な記憶力、帰納的に理解する力
外国語学習適性テスト
PLAB
Pimsleur Language Aptitute Battery
ピムズラー
学校教育用
3.目的別
1.集団準拠テスト
NRT
Norm Referenced Test
受験集団内の個人の相対的な位置付けを明らかにする
相対評価である
2.目標準拠テスト
CRT
Criterion Referenced Test
その受験者は何ができるか、どのくらい力が伸びたかを明らかにする
絶対評価である
4.形式別
1.客観テスト
正答が1つしかないないもの
再認形式と再生形式がある
2.再認形式のテスト
真偽法
○か×かを選ばせる
多肢選択法
複数の選択肢から正答を選ばせる
組み合わせ法
複数の語群から設問に合う組み合わせを選ばせる
再配列法
順不同の語を正しい順番に並び変える
3.再生形式のテスト
単純再生法/穴埋め法
空欄に当てはまる語を書かせる
訂正法
誤りを探させる
完成法
未完の文を完成させる
質問文作成法
答えを与えて、それに合う質問文を作成させる
質問法
文を読ませて、内容に関する質問を答えさせる
指示法
指示を与えて答えを書かせる
変換法
指示を与えて変換させる
連想法
例を与えて、同じ方法で答えを導き出させる
翻訳法
日本語や母語に訳させる
綴り法
漢字の読み書きをさせる
クローズ法/クローズテスト
文章を虫食い状態にして、空欄に当てはまる語を記入させる
4.主観テスト
採点者が主観的に評価するもの
書くテストと、話すテストがある
総合的測定法と、分析測定法がある
5.書くテスト
書き取り
ディクテーション
短文作成
作文
小論文
翻訳
6.話すテスト
スピーチ
ロールプレイ
問答
プレゼンテーション
7.主観テストの採点方法
総合的測定法
全体的な出来栄えを総合的に判断する
分析的測定法
評価項目を要素に分けて採点する
8.適応型テスト
最初は中くらいの難易度の問題からスタートし、受験者の能力に応じて出題問題のレベルが変動する
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