用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第2部言語と心理
第2章言語教育法・実技
第3節授業計画
2.授業の組み立て
1.基本準備
授業を組み立てるにあたって、先だって行うこと
1.到達目標の設定
指導の目的・到達点を設定する
何のためにその授業を行おうとしているのか
その授業で身に付けさせたいことは何か
2.指導項目の分析
指導対象のありようを捉えること
3.初中級レベルの指導項目の例
音(発音)
形(型)
形の作り方
意味
用法
使用される場面・状況
2.流れ
授業を組み立てる上での基本作業
授業の流れを考えること
「易しいものから難しいものへ」
「基本から応用へ」
1.初中級レベルの流れの例
標準モデル=オーラル・アプローチのPPP
Presentation(提示)
Practice(練習)
Production(産出)
内容
ウォーミングアップ
導入=その授業の主たる項目を提示し、学習者の理解を確認する
練習
練習の繰り返し
練習の流れ
基本練習=形・意味の習得を目的とする
運用練習=自発的な産出を目的とする
3.準備のポイント
1.ウォーミングアップ
クラスの雰囲気作りと複集を兼ねる
前回までの授業の進度と内容を押さえておく
その日にふさわしい話題
導入につなげられる話題
2.導入
状況場面を選定する
文脈・コンテキストともいう
指導事項の意味と用法をつかませるのにふさわしい内容とする
必要となる教材を考えておく
中級以上の場合
メタ言語として日本語が利用できるので、演繹的な指導が可能
メタ言語=言葉を説明する言葉
初級の場合、かつ、媒介語が使えない場合
目標言語による直接法で指導する必要がある
使える言葉は、既習の日本語に限られる
教具を工夫して帰納的に意味を理解させていく
例示の用意
形・意味・用法を理解させるためのもの
複数用意するのが好ましい
文字パネル
文字パネル
板書の仕方を記載したもの
文字を書いて貼り付けられるようにしたもの
3.練習
進め方
基本から応用、運用へと進めていく
目的
学習者が自発的に発話活動ができるようにすること
事前準備
教材・教具
使用順
練習方法
練習形態
4.その他の検討事項
宿題・課題
授業時間外に行う復習の内容
ワークシート
練習用のもの
タスクシート
作業をさせるためのもの
宿題シート
楽しくかつ効果的に行えるもの
日本語を学ぼう!教えよう!
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