用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第2部言語と心理
第2章言語習得・発達
第2節第二言語習得
4.誤用
1.誤用の種類
1.ミステイク
単なる言い間違い
2.エラー
どんな場面でも一貫して間違える
2.エラーの種類
1.ローカル・エラー
コミュニケーション上では特に支障がないエラー
2.グローバル・エラー
大きな誤解につながるエラー
3.エラーの原因
1.言語間エラー
母語と目標言語の違いから生じるエラー
2.言語内エラー
目標言語自体に関係したエラー
4.言語間エラーの種類
1.母語の干渉
母音の音・意味・規則など体系の異なる目標言語を持ち込む
5.言語内エラーの種類
1.過剰般化
1つの規則を他にも過剰に適用させる
2.簡略化
文法を単純化して利用する
3.化石化
誤用が改善されないまま固定化する
4.訓練上の転移
不適切な指導法が混乱や誤用を引き起こす
5.伝達上の誤り
意味は通じるが語用論的には間違っている
6.逆行(バック・スライディング)
誤用が改善された後に誤用が再現する
6.1950年代、対照分析
1.背景
オーディオ・リンガル・メソッド
フリーズ
言語間エラーを母語の干渉のためとした
対照分析が盛んに行われた
2.対照分析
母語と目標言語を体系的に比較すること
7.1970年代、誤用分析
1.背景
エラーは学習の失敗ではなく、発達上の誤りであるとの見方が強まった
誤用を収集して、原因を追究することで、第二言語の習得過程を明らかにできると考えた
誤用分析が盛んに行われた
2.誤用分析
誤用は学習者の学習困難点や習得過程を示すとする
教師はその原因や対処や予防を考えることになった
言語学者は言語規則を再考するきっかけになった
8.その後
シャクター
1.明らかになったこと
母語と目標言語が似ているために誤用が発生するケース
母語にはない言語規則について、回避・非用した際に誤用が消滅するケース
2.誤用分析の抱える問題点等の指摘
誤用か否かの見極めが難しい
表面上は誤りがなくても、その表現が学習者の意図しているものではないケースもある
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