用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第2部言語と心理
第2章言語教育法・実技
第2節コースの準備
2.シラバス・デザイン
・シラバス
・=教えるべき項目をリストアップしたもの
・シラバス・デザイン
・=指導するにあたってどのような項目を集めるか
1.シラバスの抽出
1.目標言語調査
・学習者が出会うと想定される場面・地域で、母語話者がどんな日本語を使っているかを調べる
2.目標言語使用調査
・ある場面・領域で、非母語話者がどんな日本語を使っているかを調べる
・どのような困難点、誤用、ストラテジーが見られるか
2.シラバスの分類
1.指導内容による分類
・構造シラバス
・文法や文型、語彙・表現など、言語の構造に着目して集めたもの
・場面シラバス
・レストラン、郵便局、空港、パーティー、他家訪問などの場所や場面で使われるコミュニケーション表現に着目して集めたもの
・機能シラバス
・誘う、断る、謝る、お礼を言うなど、言語の持つコミュニケーション上の働きを中心に集めたもの
・話題シラバス
・「ワールドカップ」や「IFRS」などのような国内外の社会的・文化的な話題を扱うにあたって必要な表現や技能や活動を集めたもの
・技能シラバス
・マクロ・スキルと呼ばれる読む・書く・聞く・話すの4技能別に、マイクロ・スキルと呼ばれる各下位技能(電話で話す・発表する、など)を集めたもの
・タスクシラバス
・言語を使って達成すべき課題(タスク)を集めたもの
2.指導項目の並べ方による分類
・シラバス・インベンタリー
・五十音順や表現意図などの一定の基準で網羅的にリストアップしたもの
・コース・シラバス
・提出順に並べたもの
3.シラバスを決める時期による分類
・先行シラバス
・何をどんな順に教えるかがコース実施前に決まっている場合
・後行シラバス
・学習者の要求を元に授業が展開し、コース終了時に結果としてシラバスが見えてくる場合
・プロセス・シラバス
・事前にある程度シラバスを決めておき、コースを進行させていく中でニーズや学習成果などを考慮して必要に応じた修正を加えていく場合
・予定のシラバスに縛られすぎず、柔軟性に富むシラバスであり、実用性が高い
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