用 語 検 索
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日本語を学ぼう!教えよう!
第2部言語と心理
第1章異文化間教育・コミュニケーション教育
第4節言語教育とメディア
1.メディア/情報技術活用能力(リテラシー)
1.リテラシー
1.ITリテラシー
パソコン等のIT機器を上手に利用できる能力
2.情報リテラシー
IT機器から得た情報の意義が理解でき、その情報を効果的かつ効率的に活用する能力
3.デジタル・デバイド
情報格差のこと
IT機器を使いこなせる人と、そうでない人の格差
2.日本語教師とコンピュータ
1.データベース
例えば、学習者の記録・成績等をコンピュータに入力して蓄えたもの
特徴
検索機能を使い、必要なデータをすぐに見られる
そのデータベースを使って、統計処理等も容易に行える
2.コーパス
実際の言語使用を記録したもの
言語調査や研究のためのデータベース
内容
音声データ
テキスト
文法
談話情報構造
イントネーション
コーパス例
ブラウン・コーパス
CHILDES
日本語話し言葉コーパス
日本語書き言葉コーパス
ブリティッシュ・ナショナル・コーパス
3.言語教育とコンピュータ
言語教育におけるコンピュータの変遷
1.第1期
大型コンピュータの時代
コンピュータが教師としての役割を担い、構造主義的な言語教育を支えた時代
学習者のアクションに対して、素早いフィードバックを行い正誤を指摘し、正確性を向上させる
2.第2期
パソコンの時代
学習者がパソコンを利用して、新たな情報を獲得していく時代
学習者がコンピュータを駆使して問題解決を行うことができる
学習者が既存の知識を使いながら、新しい知識を身に付けられる
コンピュータから得られる情報は様々であるため、その取捨選択は学習者に委ねられる
3.第3期
コミュニケーションの時代
パソコン自体から情報を得るのではなく、ネットワークでつながっている相手から情報を得る時代
インフォメーション・ギャップが容易に与えられ、言語学習を効果的・効率的に行える
4.コンピュータを使った教材
1.CAI
Computer Assisted Instruction
コンピュータを使った学習用ソフトウェアのこと
2.CALL
Computer Assisted Language Learning
コンピュータを使った語学学習用のソフトウェアのこと
CAIに含まれる
3.CMI
Computer Managed Instruction
コンピュータを使用した学習管理ソフトウェアのこと
成績管理、出席管理などを行う
5.教師の心得
1.コンピュータは教育の一助にすぎない
2.コンピュータは教師に代わるものではない
3.コンピュータの欠点を知る
視聴覚教材は映像だけで意味を読み取ることができる
そのため、言語学習に結び付かないことがある
4.教師とコンピュータの役割を理解し、計画的に、具体的な目的をもってコンピュータを使用する
5.コンピュータを使えない教師は、業務の幅が限られてしまう
日本語を学ぼう!教えよう!
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